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2014年本屋大賞を受賞した『村上海賊の娘』ってどんな娘?

   


2014年の本屋大賞が決定


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全国の書店員が“今いちばん売りたい本”を決める『2014年本屋大賞』の発表会が8日、都内で行われた。

今年は、戦国時代の海賊・村上水軍を題材にした和田竜の歴史小説「村上海賊の娘」が受賞した。

今年3月に第35回吉川英治文学新人賞にも選ばれ、上下巻で75万部を超すベストセラーになっている。

大賞に選ばれたのは『村上海賊の娘』

第139回直木賞候補にもなり、映画化もされた『のぼうの城』の和田竜の最新作『村上海賊の娘』。

戦国時代に瀬戸内海を席巻した「海賊王」村上武吉の娘・景(きょう)が、信長に追い詰められ窮地に陥った本願寺を救うため、戦いに身を投じていく姿を描いた長編歴史小説。

毎年注目を集めている本屋大賞

本屋大賞は毎年、全国の書店員たちが「一番売りたい本」を投票で選ぶ文学賞。

2013年は百田尚樹の「海賊とよばれた男」、2012年は、三浦しをんさんの「舟を編む」など、多くの話題作が生み出されてきた。

過去の大賞作品やノミネート作は多く映像化されているが、本作もその注目が集まる。

2014年本屋大賞受賞作

【大賞】『村上海賊の娘』(和田竜/新潮社)
2位 『昨夜のカレー、明日のパン』(木皿泉/河出書房新社)
3位 『島はぼくらと』(辻村深月/講談社)
4位 『さようなら、オレンジ』(岩城けい/筑摩書房)
5位 『とっぴんぱらりの風太郎』(万城目学/文藝春秋)
6位 『教場』(長岡弘樹/小学館)
7位 『ランチのアッコちゃん』(柚木麻子/双葉社)
8位 『想像ラジオ』(いとうせいこう/河出書房新社)
9位 『聖なる怠け者の冒険』(森見登美彦/朝日新聞出版)
10位 『去年の冬、きみと別れ』(中村文則/幻冬舎)

海賊の娘とは??


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戦国時代に瀬戸内海で大きな勢力を誇った海賊「村上水軍」。

瀬戸内海の制海権を握り海賊的行為のほか日常は豊富な海上輸送の通行料をとる警固衆として活動していた。

日本最大の海賊王と言われた村上水軍の最盛期を作った武将・村上武吉には大半が養女のなか、1人だけ景(きょう)という実娘がおり、系図には載っていないが『萩藩譜録』にその記録があった。

醜女という女主人公にしては珍しい設定


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海賊働きに精を出す景は、長身と怪力に加え、欧米人のような容貌から地元では嫁の貰い手のない醜女と扱われていた。

この時代では醜女という扱いだが、背が高くて細くて顔立ちも彫りが深い外国人的な顔立ちで、現代人から見れば恐らく美人だと思われる。

欲望のままに動いている自己中心的な女性だが、核の部分にはある種の正しさを持っていて、やや滑稽な部分が可愛らしさもある。

『村上海賊の娘』の面白さ


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「のぼう」同様、今作も村上海賊が主人公とマニアックな観点で、村上武吉の娘、景が大の大人の男と対等に渡り合う姿が魅力的。

登場人物は多いが、敵方も含め一人ひとりが個性的で、場面の転換もリズムよく、するすると読める作品となっている。

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