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けったいな男が秀吉ぎゃふん??「花戦さ」

   


▼「花戦さ」

同作は、鬼塚忠氏の小説『花いくさ』(角川文庫刊)を篠原哲雄監督が映画化。戦国時代、時の天下人である豊臣秀吉に花僧・池坊専好が刃ではなく花をもって仇討する物語。

専好役を萬斎、秀吉役を市川猿之助が演じるほか、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市、森川葵、高橋克美がキャスティングされた。

新たに、専好の兄弟子・専伯(せんぱく)を山内圭哉、専好の弟弟子・専武(せんぶ)を和田正人、秀吉を支える智将・石田三成を吉田栄作、専好の良き相談相手として頼りにする尼・浄椿尼(じょうちんに)役で竹下景子の出演が明らかになった。

本作の脚本を手掛けるのは、「JIN-仁-」「ごちそうさん」「天皇の料理番」など、数々の笑って泣ける名作ドラマを生んだヒットメーカー、森下佳子。

監督は、情感あふれる作品づくりに定評があり、藤沢周平原作の「山桜」や「小川の辺」など、時代劇でもその手腕をみせた篠原哲雄。

音楽は、スタジオジブリ作品、北野 武作品などを中心に、日本の映画音楽界を牽引する巨匠、久石 譲。

また題字を、力強いタッチで世界的にファンを広げる金澤翔子が、そして劇中絵画を、その作品が大英博物館に所蔵展示された小松美羽が担当。日本を代表する若き女性アーティストたちが、作品に彩りを添えます。

▽ストーリー

1573(天正元)年、“物騒”なことで知られる天下人・織田信長(中井貴一)の居城、岐阜城。天を衝く昇り竜のような巨大な松の枝と菖蒲の花がその大座敷を埋めていた。花をいけたのは、京の都のど真ん中、頂法寺六角堂の花僧・池坊専好
(野村萬斎)。

権力にも世俗にも興味のない、よく言えば天真爛漫、花をいけることにのみ無上の喜びを感じるけったいな男。
前代未聞のいけばなを前に、豊臣秀吉(市川猿之助)、前田利家(佐々木蔵之介)、そして茶人の千利休(佐藤浩市)ら信長の家臣たちは息をのむ。

この趣向は受け入れられるのか? 気に入られなければ命はない。「うぬら、この花、いかに見る?」信長の問いに返答できず、固まる家臣ら…。緊張でその場が爆発する直前、信長は扇で膝を叩き、「見事なり!池坊!」と大絶賛。

しかし、その直後、ボキッ! 不穏な音を立てて松の枝は折れる。まさかの大失態を犯した専好は絶体絶命!! 一同が凍りつく中、専好を救ったのは、なんと若き秀吉だった。「扇ひとつで松の枝を落とすなど、それがしには神業としか思えませぬ」と、当意即妙なものいいでその場を収めてみせた! 花僧・専好と、後の天下人・秀吉――思えば、これが運命の出会いだった。

それから12年。本能寺の変に散った信長に代わり、豊臣秀吉の治世となり、世の中は安定する。やがて専好も本人の意に反して頂法寺の執行(※住職)として池坊の顔となり、寺を運営する立場になっていた。

六角堂は、今日も花僧の指導で花をいける町衆の活気で溢れていたが、実務に追われる専好は、いつしか無心で花と向き合うことが出来なくなり、幼なじみの町衆・吉右衛門(高橋克実)も心配するほどに悩んでいた。

その頃、専好は河原で死体のように打ち捨てられていた娘を助ける。その娘は、不思議と専好が採ってきた蓮が開花する「ポンッ!」という音とともに生命力を取り戻し、部屋いっぱいに蓮の絵を描きだす。「花の力や!」専好は蓮で生き返った娘をれん(森川葵)と名付けた。

ある日、京の町で偶然専好の花を見かけた利休は、彼を自分の草庵に招く。草庵に差し込む柔らかな光、静寂に響く柄杓や茶筅の音、一服の茶を取り囲む風情が渾然一体となった利休のもてなしに心解かされる専好。 茶の湯の心に触れ、専好は花をいける心を取り戻す。

投げ入れには一輪の美しい朝顔。しかし、咲き誇る一面の朝顔を楽しみに利休庵を訪れた秀吉は、花が刈り取られた生垣を見て激高する。黄金の茶室の悪評や、秀吉よりも利休の茶に人々が群がった天神さんの大茶会も秀吉を苛立たせたが、二人の断絶を決定的にしたのは、信長の葬儀を行った大徳寺ご門上に設置された利休像。

秀吉がその門をくぐる度に利休の足下が秀吉の頭を踏みつけるかのようだと・・・。専好は、前田利家の依頼で秀吉に詫びるよう利休を説得するが、彼の心はすでに決まっていた。秀吉の命で利休は自刃する。

その後間もなく、秀吉の愛息・ 鶴松が病死する。利休の呪いだとする噂は秀吉の耳にも入り、れんや吉右衛門らにまで粛清の手は及び、多くの町衆が犠牲となった。

「花には、抜いた刀をさやに納めさせる力がある・・・」
一五九四(文禄3)年、岐阜城での出会いから二十余年。京の平和を取り戻すため、天下人を諌(いさ)めんがため、専好は前田利家邸への道を急いだ。その大広間で専好は、秀吉に対して一世一代の大勝負に挑んだ!

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